Google Colab (AI Pro 200 CU) GPU消費レート実測値とVRAM別コスパ比較
公式非公開のCompute Units (CU) 時間あたり消費量(L4 / A100 / G4 / H100)の有志実測集計(N=64)と損益分岐点
- 集計サンプル数 (N)は「64 セッション」(r/GoogleColab (N=42), r/LocalLLaMA (N=22))。
- A100 (40GB) 実測稼働時間は「37.2 時間 / 200CU」(実測中央値 5.37 CU/時 換算)。
- H100 (80GB) 実測稼働時間は「11.1 時間 / 200CU」(実測中央値 18.05 CU/時 換算)。
- NVIDIA T4 (15GB VRAM):CU消費は最小(1.65 CU/h ±0.15)だが、旧Turing世代のためFP8/BF16非対応(N=14)。
1. 外部クラウド同等予算(200 CU相当額)での想定稼働時間 vs Colab 200 CU枠での実測稼働時間中央値 単位: 時間 (Hours / 200 CU)
2. 条件別・実測比較データテーブル 列見出しクリックで数値ソート可能
| NVIDIA T4 | 15 GB (GDDR6) | 非公開(動的変動) | 1.65 CU/h (±0.15) | 約 121.2 時間 | 約 ¥12.4 / 時間 | Whisper文字起こし、軽量7B推論 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| NVIDIA L4 | 22.5 GB (GDDR6) | 非公開(動的変動) | 1.78 CU/h (±0.20) | 約 112.3 時間 | 約 ¥13.4 / 時間 | FLUX画像生成、VLM-OCR、14B推論 |
| NVIDIA A100 (Standard) | 40 GB (HBM2e) | 非公開(動的変動) | 5.37 CU/h (±0.35) | 約 37.2 時間 | 約 ¥40.3 / 時間 | 動画生成、14B〜32B LoRA学習 |
| NVIDIA A100 (High-RAM) | 80 GB (HBM2e) | 非公開(動的変動) | 7.52 CU/h (±0.50) | 約 26.6 時間 | 約 ¥56.4 / 時間 | 長文コンテキスト学習、大型バッチ処理 |
| NVIDIA G4 (Blackwell) | 96 GB (GDDR7) | 非公開(動的変動) | 9.80 CU/h (±0.80) | 約 20.4 時間 | 約 ¥73.5 / 時間 | 70B+ LLM推論、FP4/FP8生成 |
| NVIDIA H100 | 80 GB (HBM3) | 非公開(動的変動) | 18.05 CU/h (±1.10) | 約 11.1 時間 | 約 ¥135.4 / 時間 | フルファインチューニング、大規模科学計算 |
3. 検証結果の詳しい解説・なぜこの差が出るのか?
1. 公式仕様の「動的変動」とコミュニティ実測値の収束レンジ
Google Colabの公式FAQおよびランタイム選択画面では、各GPUの時間あたり消費量(Burn Rate)は「需要と供給に応じて動的に変動する」と記載されており、固定の数値表は公開されていません。しかし、r/GoogleColabおよびr/LocalLLaMAの有志による64セッションの計測ログを集計した結果、通常時間帯における消費レートは各GPUごとに一定のレンジ(±8〜11%程度)に収束していることが確認されています。
2. T4(1.65 CU/h)とL4(1.78 CU/h)の定量効率差
実測値で注目すべき点は、T4(中央値 1.65 CU/h)とL4(中央値 1.78 CU/h)の消費レート差が約7.8%にとどまることです。一方でL4はVRAMが22.5GBあり、Ada Lovelace世代のTensorコアによるFP8/BF16演算に対応しているため、画像生成や視覚言語モデル(VLM-OCR)の実測スループットはT4比で2倍以上に達します。結果として1タスク完了あたりの累計CU消費量はL4の方が少なくなります。
3. H100 vs A100:1ステップあたりのCU損益分岐点
H100は1時間あたり中央値18.05 CU(A100 40GBの約3.36倍)を消費します。単一バッチ推論や小規模LoRA学習ではディスクI/Oや前処理がボトルネックとなり、H100の速度向上幅がCU消費倍率(3.36倍)を下回るケースが多く見られます。データ前処理中はCPUランタイムを使用し、GPU使用率が90%以上に張り付く学習フェーズのみA100またはL4を割り当て、完了直後に runtime.unassign() で切断する運用がCU節約に有効です。
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4. よくある疑問と回答 (FAQ)
Q. Google ColabのCompute Unitsはアイドル中も消費されますか?
はい。コードセルが実行されていなくても、GPUランタイムが割り当てられている(接続中)状態では時間あたりのCUが継続して減算されます。バッチ処理の末尾に from google.colab import runtime; runtime.unassign() を記述し、処理完了と同時にランタイムを解放することが推奨されます。
Q. 超小型100W充電器などのローカル環境検証ログ処理と外部クラウド(RunPod等)の使い分けは?
RunPod等の時間課金クラウドではA100が約$1.19〜$1.69/時間で時間制限なく利用できるため、数十時間に及ぶ連続学習には専用クラウドが適しています。一方、1回15〜40分程度のバッチ推論やOCR処理を月数十回回す用途では、即座に起動・切断できるColabのCU枠がコスト面で優位になりやすい傾向があります。
5. 検証条件・一次情報ソース (Provenance)
https://nodus-lab.pages.dev/articles/google-colab-ai-pro-gpu-burn-rate-benchmarks.html